FX入門講座 スリッページ とは?| 注文価格と約定価格のズレ

 

スリッページとは?

FXにはスリッページというものがあります、ここでは、FX初心者の方に知っておいてほしい知識、スリッページについてFX初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

スリッページとは注文した時の価格と実際に約定したときの価格のズレの事をスリッページといいます。

例えば、FXチャートを見ながら「1ドル=117.500円だから今、買いたい!」と思い成行で注文ボタンをクリックしたとします、クリックした瞬間は「1ドル=117.500円」だったにも関わらず、実際に約定した価格は「1ドル=117.510円」だったりすることがあります。

これが注文した価格と約定した価格にズレが発生する「スリッページ」と呼ばれる現象です。FXトレーダーの間では「レートがすべった!」という事もあり、これはスリッページの事を指します。

 

スリッページはどんな時に発生するのか

スリッページはFX相場が急騰したり急落したりするときにおこりやすく、注文価格よりも不利なレートで約定されてしまうのでトレーダーにとってはデメリットになりやすい現象です。

また多くの場合、成行注文か逆指値注文でスリッページが発生します。

 

成行注文の場合

FX相場の動きが激しいときや指標発表の時などは、今のレートで買いたいと思って成行注文しても瞬間的に相場が動いているのでスリッページが発生してしまいます。

 

逆指値注文の場合

逆指値注文の場合でも例えば、「1ドル=117.500円で買いたい」と思って注文していてもその価格に達したときにFX相場の動きが急騰するような動きになるとスリッページが発生することが有ります。

 

スリッページの対処法

対処法としては、

・「スリッページが発生しにくい」といわれるFX会社で取引をする。

・指標発表時などの取り引きは控える。

・スリッページの設定をしておく。

対処方法はいくつかありますが、よっぽどの急騰や急落の時でない限り、スリッページはそれほど大きくはなりません。ですから、米雇用統計のような大きな指標や世界的な大きなニュース時は注意が必要ですが、普段はそれほど過敏に気にする必要はありません。

FX会社によっては、スリッページの設定ができ、注文価格より任意の設定以上のスリッページが発生したら約定しないなどの仕組みもあります。

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