MT4 インジケーター【MACD】解説!FX学習はテクニカルの王道から始めよう

MT4のナビゲーターの中に入っている【MACD】は【マックディー】と呼ばれるオシレーター系のインジケーターです。

この【MACD】を勉強すると、、、

  • トレンドがいつ発生するのか?
  • 今はトレンドが出ているのか?
  • 持ち合いの最中なのか?

初心者のうちに悩みがちなこんな疑問や迷いも一気に解決できます。
すぐに解決できないにしても、見ないより見た方が自信をもって相場と向き合えるはずです。
そのくらいMT4でトレードするならMACDは欠かせない存在なのです。

この記事では、MT4テクニカル分析で代表的なオシレーターのひとつ、

【MACD】について世界一分かりやすく解説します。

 

MT4でMACDがテクニカル分析の王道な理由

MT4でテクニカル分析をする際に注意しておかなければいけないことは

  1. テクニカル分析の弱点を知っておくこと
  2. 現在の相場の種類をどのように判断するかを決めておくこと

この2つは超重要です。

いつも同じテクニカル分析が通用するとは限らないので
相場にあったテクニカル分析を自分で判断して採用する必要があります。

MACDはそのテクニカル分析をどのように行いトレードに活かすかを決める上で大事な役割をはたします。

もしも、これを読んでくださっているあなたが

  • トレードが上手くいかない!
  • 相場がいつも思っている方向の逆にいってしまう!

と困っているのなら、いますぐMACDの見方を学習しましょう。
テクニカル分析の王道【MACD】を勉強し、手に入れることで
このオシレーターがあなたの強力な助っ人になってくれるはずです。

この章では、MACDから読み取れる重要なサインについて解説します。

テクニカル分析の弱点

残念ながら、テクニカル分析は万能ではありません。

相場は大きくは【トレンド】か【持ち合い】の2種類に分けることができます。

トレンド系のテクニカル分析はトレンド相場でしか機能しません。

テクニカル分析の弱点は、相場によって機能が左右される点です。

弱点を克服するためにMACDを使う

テクニカル分析の弱点は【トレンド相場】でしか機能しないことです。

その弱点を克服するためにMT4にMACDを表示します。

理由はMACDが「トレンド相場以外では嘘をつく」からです。

とても視覚的に分かりやすい嘘をつくので、MACDの見方さえ分かれば、容易に今の相場がトレンドなのかが分かります。

そこがMACDがテクニカルの王道と言われる所以です。

MACDは長短移動平均線のギャップをはかる

MACDは、Moving Average Convergence and Divergence の頭文字をとったもので、マックディーと呼ばれます。
1960年代にジェラルド・アペルによって考案され、その後改良を重ねられました。

移動平均線系のオシレーターなので、MACDは移動平均線を基に描画されています。

また、名称にConvergence(収束)とDivergence(拡散)という単語が入っているのは
異なる2つの期間の移動平均線が近づいたり離れたりする現象をサインとして見ているからです。

MACDの「0」は移動平均線のクロスポイント

チャートを見てみましょう。

このチャートの描画設定は以下の通りです。

黒白:ローソク足
ピンク:指数平滑移動平均(12日=12EMA)
みどり:指数平滑移動平均(26日=26EMA)
ブルー:MACDライン(ヒストグラム)
レッド:シグナル線(12日、26日、9日)

MACDの構成要素

  • MACD(ヒストグラムライン):12日と26日の指数平滑移動平均線の差分を示す
  • シグナル線:MACDラインの移動平均

まずは、MACDの性質を理解するために
2つの指数平滑移動平均の動きと、MACD(赤線)の動きの連動に注目しながら
チャートを眺めてみましょう。

2つの指数平滑移動平均線の差(幅)が広がったり縮んだりする動きにあわせて、
MACDのシグナル線は上昇・下落しています。

よく見ると、2つの指数平滑移動平均線がクロスするタイミングでMACDの値が
「0」となっていまずね。

この理由は、クロスした瞬間、2つの移動平均線の差(幅)がゼロになるからです。

つまり、MACDが上昇しながらゼロを通過した時点は移動平均線のゴールデンクロス。
下落しながらゼロを通過した時点は移動平均線のデッドクロス。

MACDは移動平均線のクロスをより分かりやすく表示してくれるのです。

2つの移動平均の差が広がるということは…
直近の値動きが急激に上下いずれかに傾いています。

ゆるやかだった動きが急に動き出した、、、
つまり、強いトレンドが築かれていることを示します。

コンバージェンスとダイバージェンス

コンバージェンスとは収束:convergenceのことで、

価格が下落しているのにMACDなどの指標が下がらずにいる場面を指します。

反転のサインとしてトレーダーは注目しています。

このチャートはコンバージェンスの例です。
赤いゾーンのところでローソク足は下がっているにも関わらず、MACDはほぼ横ばいで推移しています。

やがて収束を向かえ反発上昇しています。

一方、こちらはダイバージェンスの例です。
ダイバージェンスとは発散:divergenceのことで、
価格が上昇しているのに、MACDなどの指標が上がらずにいることをいい
まもなく反転がはじまるかもしれない、と読みます。

きれいに整った上昇の波はなかなかないので、5分足チャートでダイバージェンスの例を解説します。

この上のチャートは上昇トレンドですが、途中で上昇のペースが一段落ちています。
その影響からか、価格は上昇を続けているのにMACDは逆にゆるやかに下げています。

価格が上昇しているが、MACDが横ばい、または下降している時をダイバージェンスと呼びます。

これも、コンバージェンス同様、しばらくして大きな転換が訪れる予兆として読みます。

このチャートではダイバージェンスが終わった時に、値が一気に崩れています。

大きなトレンドを作った後にはダイバージェンスが起こりやすく、
MACDの傾きと実際の値動きが異なる場合、トレンドの反転を警戒する必要があることがわかります。

まとめ|MACDでトレンドか持ち合いかを判断しよう

ここまででMACDはトレンド相場で機能することが分かりました。
それはつまり、トレンド相場の時は、ローソク足と同じ方向に傾いているということなので、
以下の事を注意するとMACDがいかに優れたオシレーターであるかがわかります。

また、MACDの使う上で、コンバージェンス・ダイバージェンスが起こっているかを見ることも重要です。

テクニカル分析には弱点があります。
その弱点を知ると、MACDがさらに使いやすくなります。

トレンドが出ている場面では転換の見極めやトレンドに乗る時の判断材料として
MACDが使えるように研究してみてください。

トレンドが出ていない場面かどうかの判断も、MACDが活用できるので、そちらもあわせて研究してみてください。

MACDによって相場の理解が深まるはずです。

 

 

 

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