ここでは、FXトレードをするなら知っておくべき「IFD注文」 「OCO注文」 「IFD注文」について解説していきます。
FXには様々な注文方法があります、たくさんあるので難しいと思っている方もいると思いますが、仕組みは簡単で基本的には、 「買う」 「売る」 「決済」の3種類なのです。
FXで取引をするためには必須の知識ですから、時間をかけてでもしっかりと覚えてくださいね。
IFD(イフダン)注文
IFD(イフダン)注文は、1度に2つの注文を出して、1つ目の注文が約定すると2つ目の注文が自動的にセットされる便利な注文方法です。
例えば、1ドル=100円で買うという注文を出す場合、
1ドル=105円になったら売るという注文を同時に出せる注文です。
つまり、新規の注文と決済の注文を同時に出せるのがIFD(イフダン)注文です。
1つ目の新規の注文が約定しない限り2つ目の注文がセットされることはありません。
また、IFD(イフダン)注文は「指値」 「逆指値」どちらの注文でも出せます。
例えば、現在のレートが 1ドル=100円の時に1つ目の新規注文を 1ドル=101円なったら買うという逆指値注文、1ドル=99円円になったら買うという指値注文どちらでも可能で、2つ目の決済注文も利益確定の指値注文でもロスカットの逆指値注文どちらでも可能です。
IFD(イフダン)注文の注意点
便利な注文方法ではありますが、1度に出せる注文は2つです。
新規注文が約定したら利食いの決済注文かロスカットの決済注文どちらかしか選べません。
FXは利益を出すことも大事ですが、損失を抑えることはのっと大事になってきます
ですから、初心者のうちはロスカットの決済注文を選択することをおススメします。
OCO(オーシーオー)注文
これも便利な注文方法で、保有中のポジションに対して利食いの指値注文と損切の逆指値注文を同時に出せる注文です。
ポジション保有中にチャートを見れなくなる時や、寝る前にOCO(オーシーオー)注文を出しておくと便利ですね。
例えば、保有中の買いポジションが 現在1ドル100円とすると
1ドル=105円になったら利益確定する指値注文と、1ドル=98円になった時に損切する逆指値注文を同時に注文できます。
仮に思惑通りに相場が動き、1ドル=105円で利益確定出来れば、もう一方の損切の逆指値注文は自動的にキャンセルされます。
また、ポジションを持っていない場合の新規注文でもOCO(オーシーオー)注文が使えます。
例えば、現在のレートが 1ドル=100円の時に、1ドル=101円になったら買う逆指値注文と
1ドル=99円になったら買う指値注文を同時に入れておくことができ、どちらか一方の注文が約定すれともう一方の注文は自動でキャンセルされます。
ただし、新規のOCO(オーシーオー)注文は、利食いや、損切の注文は自動で入らないので注意が必要です。
IFO(アイエフオー)注文
IFOとは「If Done order + One Cancels the Other order」の略で、IFD注文とOCO注文を組み合わせた便利な注文方法です。新規注文から利益確定の指値注文と損切りの逆指値注文を同時に発注できます。
例えば、 1ドル=100円の時に、「1ドル=101円」になったら買う逆指値注文と思惑通りに相場が進み 「1ドル=105円」になったら利益確定させる売りの指値注文と相場が思惑と逆に動き 「1ドル=99円」になったら売る 損切の逆指値注文と合計3つの注文を同時に出せるます。
最初にIFD注文で新規のポジションが約定した後に自動的にOCO注文が出される仕組みです。新規の注文が約定しない限り、決済のOCO注文が出されることはありませんのでご安心ください。
IFO注文は新規の注文から利食い注文、損切注文まで注文を出しておけば自動で行われるため、パソコンの前に張り付けない忙しい方にもトレードが可能な注文方法です。