先日、東京でFX学校の勉強会を開催しました!
そして、勉強会で生徒さんから
「エントリーポイントがわからないんです!教えてください。」
というようなことを言われました。
1つ大事なこととして
エントリーというのはあくまで
シナリオを立てる段階の思考の結果であって
大事なのはエントリーポイントではなくその思考の部分。
どのように考えて、
そこでエントリーしたのかを理解していないと
単純にエントリーポイントを教えても、
リアルな相場で再現ができません。
チャートは世界中の人たちの大衆心理が形として現れたものです。
ですから、FXトレーダーはそのチャートから大衆心理を読み取って
大衆心理を利用した根拠のあるところでトレードすればいいわけです。
では、FXの大衆心理を利用するとは何なのか?見ていきましょう!
大衆心理を利用してトレードする
FX相場のレートは何が動かしていると思いますか?
結論から言うと今回のテーマでもある
大衆心理です!
ですから、トレーダーがやることは
大衆心理的に根拠のある場所で
ルール通りに、シナリオ通りにトレードすることです。
この時に大切なのは
相場に100%はないという事を
言葉だけではなく、リアルに受け入れる事です。
これを理解していないと、負けが続いたりすると
「怖くてエントリーできない」とか
「エントリーポイントがわかりません」
となってしまうのでしっかり受け入れてください。
エントリーが怖い人、わからなくなっている人は
「上手に負ける」ことを意識するといいです。
勝っている人は負け方も上手です。
自分のシナリオの根拠がなくなれば躊躇なく損切する。
そして次のトレードには
損切の影響なく淡々とトレードする!
これができるようになれば勝ち組はもうすぐそこです。
では、どのようにして大衆心理を読み取るのか?見ていきましょう!
大衆心理を読み取る方法
大衆心理を利用して
大衆心理的に根拠のあるところで、
トレードルール通り、自分の立てたシナリオ通りトレードすればいいわけですが、
どのようにして大衆心理を読み取るのか?
それは・・・
一歩引いたところから俯瞰してチャートを見ることです。
私にも経験がありますが、
チャートを見ているとトレードしたくなって目線が近くなりがちです。
自分が、買いエントリーしようと思ってチャートを見ていると
買いエントリーの事しか考えられず後から見ると
なんでこんなところでエントリーしたんだ?
という事がよくありました。
この原因は一言で言ってしまえば
シナリオがない感覚でトレードしているから起こるわけです。
で、俯瞰してチャートを見るとはどういう事か?
わかりやすく言うと
売りと買い両方の目線を持つことです!
世界中の人たちがFX相場で取引しているわけですから
どんなところでも売り人、買いの人がいるわけです。
ですから、自分が買いだ! と思っていても
一歩引いて、
売りの人はどこでエントリーしている?
損切はどこ?
利確は?
という具合にチャートを見ることで
いろんなことが解ってきます。
ただ、ポジションを持ってからでは
なかなか冷静な判断ができないので
ポジションを持つ前のフラットな目線で
売りの場合
買いの場合
スルーする場合と
シナリオを立てて相場がシナリオ通りに動けばトレードするだけです!
偏った見方をせずに逆の目線を持つことで
大衆心理が見えるようになってくるのです!
これは、FXトレードだけではなく
仕事やプライベートの人間関係などなんでも同じです。
自分本位ではなかなか上手くいかないですよね。
相手の気持ちや考えをくみ取ってみてください。
買いの場合だと、売りの人の気持ち(エントリーや利確や損切をどこでするのか?)
売りの場合だと、買いの人の気持ち(エントリーや利確や損切をどこでするのか?)
そうすることで、
大衆心理を利用できるようになってきますよ!
FXは大衆心理を理解すれば勝てるようになる! まとめ
FXでは、基本的には売りと買いのどちらかしかありません。
ですから、FX相場では
買っている人の考えや視点
売っている人の考えや視点
が存在しこの2つの考えや思いがつねに争っている状態です。
争いが続いている状態が、
レンジ相場だったり、持合い相場ですし、
争いが終わりどちらかに軍配があがると
トレンドが発生するという具合です。
つまり、売りの人、買いの人の考えや、
見えている世界が理解できるようになると、
両方を理解できる第三者として、
広い視野で冷静にチャートが見れるようになり
それがトレードチャンスにもなったりするのです。
ここは買いだと思っていても
自分の狭い視点でチャートを見るのではなく、
売っている人の考え、見えている世界を理解するために
広い視点、俯瞰してチャートを見るようにしてください。
売っている人が
どこで利確をして
どこで損切をするのか?
その人にはチャートがどのように見えているのか?
チャートには大衆心理が詰まっています。
きっと今まで見えていなかった世界が見えるようになり、
トレードチャンスもみえるようになってきますよ!