FX参加者を知る
FXを取引している参加者を知る
FXの取引の参加者は大きく分けて「投機筋」と「実需筋」の2つに分けられます。
「投機筋」と「実需筋」の動向が為替レートの変動に影響を与えるので、それぞれの特徴を知っておきましょう。
投機筋とは
投機筋とはFX相場の値動きで利益を上げるためにFX市場を使っている人たちです。
彼らは別に外貨を必要とはしていませんが、お金を稼ぐためにFX取引をしています。
投機筋:
・銀行などの金融機関
・機関投資家(生保、損保、年金、投資顧問、投資信託等)
・ファンド
・個人投資家
投機筋の特徴
投機筋の特徴としてFX取引で利益を得ることを目的にしています。
彼らは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などをして、さまざまな取引手法を用いています。
ですから、投機筋特有の動きというのはありませんが、私の経験上やFX投資の特性を見ても、結局はテクニカルの通りに相場が動くことが多いです。
実需筋とは?
実需筋とは国内外でビジネスするために為替市場を使っている人たちです。
実需筋:
・輸出企業
・輸入企業
・商社 など
例えば、大手自動車メーカーなどは海外での売り上げを日本に送るときにドルを円に換えたりしています。
実需筋の特徴
実需筋の特徴として覚えておきたいのは「五十日(ごとうび)」です。
「五十日」とは5や10のつくキリの良い日のことで、
5日・10日・15日・20日・25日・30日 などが挙げられます。
日本企業はこの五十日(ごとうび)に決済を行う傾向があります。
ですから、五十日(ごとうび)の朝10時ごろはドル円やユーロ円などの円がらみの通貨ペアの取引が多くなるのです。
その結果、その時間帯では円がらみの通貨ペアが一方向に動きやすくなります。
ちなみに朝10時に取引が集中するのは、その時間に銀行の為替レートが決まるからです。